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NASA NEWS 2001年1月10日

チャンドラがパルサーを歴史上の超新星を関連づける。


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このチャンドラ宇宙望遠鏡の画像は、G11.2-0.3として知られる超新星の残骸のちょうど中央に位置しているパルサーを写しています。

チャンドラのこの画像は、このパルサーが386ADに中国の天文学者が目撃したとされる超新星である強い可能性を示唆しています。

天体の真の年齢を決定するのは非常に難しく、その為に超新星の歴史書は非常に重要なものです。

もしこれが確認されれば、歴史上の天文記録とパルサーが関連付けられた2度目のものになります。

パルサーは形成された場所から非常に早く遠ざかると知られており、チャンドラがパルサーを超新星の残骸の中央で捉えたことは、パルサーが生まれた場所から遠くに移動する時間が経っていない、つまりこの系は非常に若いということを意味しています。

チャンドラによるG11.2-0.3の観測はまた初めて超新星残骸中央での風星雲の奇妙な見え方も明らかにしました。

蟹座や帆座パルサーの周囲に見られる優美な円弧と違って、これは大雑把に言えば葉巻きのような形をしています。

しかし、これらのパルサーと共にG11.2-0.3は、そのような複雑な構造は若いパルサーの周囲に遍在していることを実証しています。

チャンドラは、G11.2-0.3を高性能CCD撮像分光計を使って2つの時期( 2000年8月6日と2000年10月15日)に観しました。


高解像度画像はここで入手できます。


     
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