1997年8月3日付けの CNN の記事から

とうとうマーズパスファインダー は寿命切れの兆候。



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 ソジャーナーローバーは、本当に、元気なトラベラーとしての姿を見せてきたのですが、マーズパスファインダーはとうとうその寿命が短くなった兆候を見せみ始めました。

 7月4日に赤い惑星へ着陸した初日から、科学者達は、パスファインダーのバッテリー容量が減少するのを、いかにしてセーブするかを話題にしていました。

 着陸船とひざの高さのローバーは、火星の日中は太陽電池で動いていますが、夜になると、気象データの収集や撮影した画像を保存するのに、バッテリーを使います。

 このような動作は、バッテリーの容量が、ちょうど50パーセントにまで減少した今、少しばかり短縮することになるでしょう。

 ミッションのマネージャーのリチャードクック氏は、「我々は、依然よりも、ずっと多くのバッテリーの管理を行って得点をかせいできました。つまり、できる限り、夜に行う活動を、日中に回すようにスケジュールを変更してきたのです。エンジニア達は、着陸船のバッテリーは少なくとも30日はもてると考えており、それは今週末に起こるやはずでした。」と言っています。

 しかし、バッテリーはもう少し長くもてそうです。エンジニア達は、バッテリーが、あとどれくらいもてるのかを、正確には知りません。

 ある朝、バッテリーはそれを目覚めさせておくだけの量の充電量がなくなってしまうでしょう。そして、ついにはダウンしてしまうのです。

 太陽電池が、少しはぐらいは目覚めさせるでしょうが、それは前と同じ充電量を稼ぐことはできません。

 それは、あなたの車のバッテリーと同じことです。そして、ある時点で全く充電しなくなります。

 しかし、着陸船もローバーも、元気です。そして、着陸船は1ヶ月、ローバーは、一週間と設計された寿命よりも、ずっと長くもてそうです。

 月曜日に、ローバーは、ミニマッターホルンと呼ばれる岩の所へ移動し、火曜日には、マーメイドと呼ばれる岩石の所へ移動しました。それから、見慣れたロックガーデンへと移動します。

 ところで、パスファインダーは、赤と白と青色をした岩石、そして3つの異なったタイプの土を着陸地点で発見しました。

 パスファインダーが異なったフィルターを使って撮った写真には、片側が、ほのかに青色がかり、反対側は典型的な火星の赤色をしている岩が、写っていました。

 部分的にぎざぎざしている、いくつかの岩は、白っぽい色をしており、実際には、カリシュと呼ばれる固い物資の層があるのでしょう。それは、アリゾナにもある、ありふれた炭酸カルシュウム岩と同じものです。

 青色は、岩の東側に当たり、すごい風が火星を吹き荒れて、その層を削り取りその地の色が現れたことをものがたっています。

 反対に、岩の西側は、風から守られて、赤い土が残っているのでしょう。それは、おそらく火星の土の層だと思われます。




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