CNN で以下のような記事が報じられています。



*曜日、日付、時刻は日本時間に直して訳しています。
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 エンデバー号は新しいアプローチを試す


 アメリカのスペースシャトルエンデバー号は、乗組員の交代と供給物資の搬入のた
めに、ロシアの宇宙ステーションミールと連結しました。

 二つの飛行船は日曜日午前5時14分にロシア西部の上空およそ240マイルで連
結しました。一連の安全チェックを行った後、エンデバーとミールの間のハッチは7
時24分に開かれました。その時、合体した両飛行船はオーストラリアとニュージー
ランドの間の洋上を飛んでいました。

 アメリカの飛行士とロシアの飛行士はお互いに抱き合い、握手を交わしました。
「やあ皆さんたち。でっかく見えますよ。ようこそ。」デビッド・ウルフ飛行士は
ハッチから宙に浮かびながら出てきて言いました。ウルフ飛行士は昨年9月からミー
ルへ乗り込んでいるのです。

 オーストラリア生まれのアンドリュー・トーマス飛行は、ウルフ飛行士と交代して
これから4ヶ月間ミールへ滞在することになります。彼は、アメリカ-ロシア共同計
画としてミールへ乗り込む予定されたアメリカの飛行士の7番目で最後の飛行士とな
ります。

 一方、ウルフ飛行士はエンデバー号に乗って地球に帰ります。「迎えに来てくれて
ありがとう。アンディーにボールを渡して帰る時間だと思っていたんだ。」とウルフ
は言いました。

 火災や衝突などの災難に苦しんだミールですが、46歳のトーマス飛行士は、宇宙
ステーションへの不吉な滞在を恐れてはいません。「私は、昨年からの深刻な状況に
なった後、ロシアの飛行士達がこの状況を落ち着かせる為に非常に適切な処置を行っ
たと思っている。」と彼は、ドッキングのことよりも先にこのことインタビューに答
えました。

 今回のミールへのドッキングはアメリカの最も新しいシャトルであるエンデバー号
にとっては初めてです。エンデバーは、ミールへ下の方からまっすぐにアプローチす
るという、これまでには試みられなかったやりかたで接近してドッキングしました。
 この新しいアプローチの方法は、これまでのドッキングのやり方では、シャトルの
ジェット噴射で、ミールのソーラーパネルを汚してしまうと心配するロシア人スタッ
フの要求によるものです。ウルフはミッション管制官に今回のドッキングはいつもに
なくスムースであったと告げています。  



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