CNN で以下のような記事が報じられています。



*曜日、日付、時刻は日本時間に直して訳しています。
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 サイズの合わないミールの宇宙服はの件は解決


 飛行士から仕立て屋に転職したアンドリュー・トーマス飛行士は、わずかの調整で
ロシアの宇宙服を大きくしてサイズを合わせ、ミールにとどまれるようにまりまし
た。

 彼の特注のロシアの宇宙服は、緊急時にだけ必要なのですが、窮屈すぎ、唯一の予
備の宇宙服は大きすぎた為に、彼の4ヶ月半の滞在スケジュールのためにミールに残
れるかどうかという問題が持ち上がっていました。

 ミッション管制室は、彼を残すことを決定し、地上の専門家達は、いかにしてスー
ツを改造するかを考えていました。NASAのマネージャーは、トーマスの加圧スー
ツをの脇の下と胴体部に付いているストラップを取り除いて、いくらか調整すれば、
このスーツを来てミールの乗組員の新しいメンバーになれるはずだと語りました。

 「いまちょうどスーツを着たアンディーを見ている、彼は笑ってるよ。スーツの着
心地に満足しているようだ。思ったとおりに合ったようだ。」とシャトルの船長のテ
リー・ウィルカットは午後3時ちょっと前に管制室に伝えました。

 トーマスは12月に、ロシアのスターシティー・トレーニングセンターを離れる前
に彼のスーツを試着していました。しかし、人間の体は宇宙のような重力の小さな
場所では変化するのです。宇宙の旅行者は減圧された回転する円柱のなかでは、だい
たい、背が伸びます。

 NASAはトーマスのスーツが彼に合ったので安心しましたが、ロシアの宇宙局は
憤慨しています。「宇宙服にはもともと、問題は無かったのだ。この飛行士は単に少
しばかり気まぐれになっていたのではないのか。我々にとっては、この飛行士が飛行
の間ずっと、気まぐれなままでいることはよくない事の兆候である。」とロシアの
ミッション管制室の副チーフのビクトール・ブラゴフ氏は語りました。トーマスは
、明らかに加圧スーツのサイズ調整用ストラップをゆるめるか取り外したのでした。
そのスーツは、シャトルが帰った後に、彼がミールから逃げてソユーズ脱出カプセル
に乗り込まなければならない時に着るものです。

 トーマスのミールでの最初の夜はミールの乗組員がエンデバー-ミール複合船の操
縦をしなければならなくなった時に邪魔されてしまいました。エンデバーのスラス
ターエンジンの燃料漏れを検知するセンサーが故障した為に、姿勢制御はミール側が
引き受けていました。しかし、その為にミールが使う燃料が多すぎました。それで、
乗組員は真夜中に起こされ、宇宙船を正しい方向へ向けておくスラスターの役目を
シャトル側に再度切り替えなくてはなりませんでした。管制室はこの故障したセン
サーを直すために、ソフトウェアー上で作業を進めています。

 エンデバー号は、木曜日までミールとドッキングを続けます。その後、、日曜日に
ケネディースペースセンターへ帰還するまで、乗組員は地球の軌道上で科学実験を行
います。



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