CNN で以下のような記事が報じられています。

CNN Interactive

(曜日、日付、時刻は日本時間に直して訳しています)
-----------------------------------------------------------------
 トーマスとロシア管制室との関係は回復
 ミールの新しいクルーのアンディー・トーマス飛行士が、彼のロシア製の非常用宇
宙服が小さすぎると不平を言った時に、ロシアの管制室の副チーフが、彼のことを
「彼は気まぐれだ」と非難しましたが、その後、管制室と彼の関係はよくなったよう
です。

 今回のトラブルは、小さく仕立てられた宇宙服の解決方法に起因しているのです
が、彼の言動にいらついたビクトール・ブラゴフ副チーフが「これはどういうこと
だ。この飛行士は4ヶ月半の間このようなふるまいをするのか。」と大声で言った事
なのです。

 彼の反応を尋ねたところ、トーマスは「聞いてのとおりです。その場にいたんで
す。」「冒険は始まったばかりだけど、もう家に帰るのを楽しみにしているよ。」と
彼は語りました。
 ミールに取り付けれれたソユーズカプセルに乗り込む時に使うこの宇宙服がフィッ
トしなければ、トーマスはロシアの宇宙ステーションに残れないところでした。

 トーマスは、水曜日は前任者のデビッドウルフ飛行士と共に仕事をし、ウルフは金
曜日エンデバー号がミールから離れて帰還する前に、トーマスにできるかぎり多くの
秘訣を伝授しました。

 ミールのアメリカの飛行士とロシアの飛行士は水曜日もエンデバー号から新しい供
給物資を運び出す作業を続けました。

 宇宙服のトラブルの原因は明らかになっていません。トーマスは11月にそれを改
善するようにたのんでいましたが、それは月曜日までなされていませんでした。
 無重力状態では一般に起こることですが、トーマスの脊椎が伸びたのだと思いま
す。他にも宇宙では、体液が上昇して、胸や顔が膨らむという問題が起こります。
打ち上げの時は、トーマスの身長は5フィート8インチで体重160ポンドでした。
 「私は、ロシアの船長とここで、宇宙服を何度も着ようと試みましたが、それを調
整して合うようにするまで、着ることはできませんでした。」とトーマスは語りまし
た。

 ウルフはトーマスにいろんな事、たとえば設備の操作方法や歩く歩調、ミールでの
ライフスタイルなどを彼に説明したと語りました。
 ウルフはCNNに対して「自分はここを快適に感じています。一度この環境での仕
事に慣れてしまえば、地球よりも快適にさえ感じます。ここでは、三次元的な物の考
え方で行動しなければなりません、そうすれば、あちこち動き回る事ができるし、効
率の良い身のこなしができるんです。」と語りました。  
 



-----------------------------------------------------------------
   | Return to Main Page |