CNN Interactive TECH Space はロイター伝のニュースとして

「ハッブル望遠鏡が死にゆく星の姿を捕らえる 」

という見出しの記事を報じています。


要約すると、

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 ハッブル宇宙望遠鏡は、太陽のような星が死に至っている姿を捕らえました。星の
中心から水素やヘリュームが星間へ放射されてさらに神々しい姿になっている瞬間を
捕らえています。

 「これはたぶん、我々の太陽がいつか起こることに非常に似ているでしょう。しか
しながら、我々の太陽はこの画像の星よりもずいぶん若く、このような段階になるの
はおよそ45億年先です。このような星の死のプロセスは、宇宙的な時間でみるとほ
んの一瞬ですが、地球の時間でみると1000年もかかるのです。」と天文学者の
ウィリアム・ラター氏はこの画像が発表された時に語りました。

 星が死に始めると、その心臓である核燃料が使い果たされ静まった水素分子殻が星
の周囲に貯まり始めます。これらの分子殻は肉眼では見えませんが、ハッブルの赤外
線望遠鏡ではその画像を写すことができるのです。

 白鳥座の方向で3000光年の距離に位置する NGC7027 として知られる問題の死
にゆく星は、今回の新しい画像では、分子殻を散らしている赤い断片で囲まれている
成長している白い球のように見ることができます。

 この分子殻は分離して原子となり、その原子は他の星の最も原始的な塊を作るため
に宇宙へ放出されます。惑星やあらゆる生命はこれらから生まれたのかもしれませ
ん。

 今回の画像でおもしろい事は、イオン化されている非常に希薄な領域や、これまで
見えなかった星の大気が見えていると言うことです。

 研究所は他に2枚の蝶が繭から出てきているように見える死にゆく星の画像も発表
しました。

 コットン・キャンディー星雲とシルクウォーム星雲として知られるこれらの2枚の
画像は、それらの原子核が使い果たされそれらを取り巻いているガスが吹き消される
ように消滅している星の様子を示しています。ガス状の殻の広がりが蝶の羽のような
形に見えるので、天文学者達はこの様な名称で呼んでいます。  


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というような事ですが、要約ですので詳細は下記のページで御確認ください。

http://cnn.com/TECH/space/9803/20/space.star.reut/index.html

CNN Interactive TECH Space

関係画像は下のサイトから各種形式のファイルでダウンロードできます。

Hubble Captures the Shrouds of Dying Stars


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