4月21日付け CNN Interactive TECH Space 掲載の論説記事

「ジョン・ホリーマンの The View forom Space 」


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 私は今週のほとんどを以下に述べる竜巻の為に費やしました。木曜日、私はアトタ
ンタ郊外の全国気象サービスの事務所で午後を費やしました。それは、宇宙で起こっ
ていることが地球の人たちに、いかに役立っているかということを鮮明に思い起こさ
せるものでした。

 気象サービスでは、驚異的嵐の動きを追跡するたくさんのレーダーを使っています
が、それらは全部の嵐をモニターする一連の気象衛星 GOES からの画像を利用してい
るのです。気象サービスは常に、竜巻や強烈な嵐の事前警報を出せるように、宇宙か
らその位置を特定するコンピューターの最新化を続けています。
 それらの画像を見たいならば  www.nws.noaa.gov で見て下さい。


コロンビアからのオーシャン・ビュー

 私がナッシュビルで竜巻の被害を報道している間に、シャトル・コロンビアは16
日間のニューロラブ・ミッションの為に旅立ちました。このシャトルには140匹の
ネズミを含むたくさんの動物が満載されています。

 この動物達の世話をするのは獣医として搭乗しているリック・リネハン飛行士で
す。彼はCNNの視聴者や海洋写真家のジャック・クストーの長男、ジーンミッチェ
ル・クストーと地球の海について会談しました。今年は、合衆国とクリントン大統領
によって宣言された「海洋の年」です。地球の72パーセントは水で覆われていま
す。宇宙飛行士や海洋冒険者達は、エルニーニョの影響やシャトルから見た様子のこ
とを話しました。リックはどこの海が乱されているか、そして自分はエルニーニョに
よって地球表面がダメージを受けていることを見ることができると語りました。

 リネハンは重力が失われたときに内耳の機能がどのように順応するのかを調べる為
に、シャトルで哺乳動物の生体組織検査を行っています。


 スペクトル・モジュールに戻れるか

 ミールでは、今週2度の船外活動が行われました。ロシアの飛行士達は、来年まで
このステーションをコース上にとどめておくミールのメイン操舵システムを取り替え
ることができました。今度は、ロシアの飛行士とアメリカのアンディー・トーマス飛
行士が、スペクトル・モジュールの空気漏れの修復作業を行います。昨年6月に無人
貨物飛行船がぶつかった被害を覚えていますか。飛行士達は、空気漏れの場所を発見
して修理し、もっと多くの科学実験を行えるようにスペクトル・モジュールを使いた
いのです。

 来月おとづれる事で早めにお知らせする事があります。
スペース・デイが5月21日になりそうです。ビッグイベントの一つとして、宇宙の
重要性を記す目的で我々とは別のスタッフがワシントンの航空宇宙ミュージアム
で催し物を開催します。もしそこに行ければ、同一サイズのシャトルの模型に乗り込
んで飛行士の気分になることができますよ。また、アンディー・トーマス飛行士が
ミールから参加する企画も計画しています。主催者はミュージアムから一日限りの
ウェブカーストも行います。彼らはそれを、世界初の宇宙専用のライブインターラク
ティブ・ウェブカーストと呼んでいます。それは5月21日23時から22日午前7
時(日本時間)に開催されます。

 我々は、全週間にわたりコロンビアやミールの船上で起こった事の最新ニュースを
CNNやCNNインターラクティブで送り続けます。毎週ここでチェックしている皆
さんの電子メールに対し改めてお礼を申し上げます。

 それからもう一つ、このコラムが掲載されたときにNASAから連絡があり、木曜
日午後12時20分(アメリカ東部夏時間)にミールいるアンディー・トーマス飛行
士と生で話すチャンスをもう一度もつ事ができる事が分かりました。

 皆さん達も覚えているでしょうが、先週私達はアンディーと話そうと試みたました
が、インタビューの直前になってミールはロシアの通信衛星とのコンタクトを失い、
私たちはミールに滞在する4ケ月の半分をを過ぎた飛行士のチェックを行う事ができ
ませんでした。彼はたぶん今度の木曜日はもっとたくさんの事を我々に教えてくれる
でしょう。

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http://cnn.com/TECH/space/9804/15/holliman/index.html


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