CNN Interactive TECH Space は

「天文学者は遠い宇宙のとてつもない爆発に仰天 」

という見出しの記事を報じています。



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 天文学者達は、地球から120億光年離れた場所で、1秒間に宇宙の全部の星と同
じ量のエネルギーを放つ程のこれまでで最も強力な爆発をみて当惑しています。

 この爆発ははるか彼方に離れているので地球や太陽には影響を与えませんが天文学
者達はこの爆発の力に仰天し、一体何が起こっているのかという事に当惑していま
す。

 この爆発により最初の数秒間で放たれるエネルギーは想像を絶するものだと、カリ
フォルニア工科大学の天文学教授でこの爆破の大きさの計算を手伝っているチームの
リーダーであるシュリニバス・カルカーニ氏は語りました。

 「およそ1秒か2秒間、この爆発は全宇宙を輝やかせる事ができる。百マイル幅の
領域で、この爆発はビッグバンのおよ千分の一秒後の原始宇宙でこのような環境を作
りした。」とこのチームの別のメンバーは語りました。

 「私はこの結果を聴いた時は仰天して最初は信じる事ができなかったが、今はそれ
が真実であることを確信している。この爆発は宇宙を私がこれまで考えていたよりも
もっと大きなものでもっとエキサイティングなものにした」とカリフォルニア大学の
天文学教授サンタ・クルーズ氏は言っています。

 このガンマ線バーストは GRB971214 として知られる小さな銀河からやって来て
おり、最初は12月14日に発見されました。それは地球から120億光年離れてい
ます。  

 ガンマ線バーストは一般に一日に一回か二回起こり、この光線は目には見えず、地
球の大気圏上の衛星によってのみ検出できます。

 爆発の最後の数秒間からこの源へ望遠鏡の焦点を絞ることができ、爆発の大きさと
その位置を計算するのに必要な光を測定することができます。

 しかし12月14日の夜はイタリアのチームが BeppoSAX 軌道衛星を使ってガン
マ線バーストを発見し、すぐにコロンビア大学の天文学者デビッド・ヘルファンド氏
に警告を出しました。ヘルファンド氏は、このバーストを写真に撮ることのできるア
リゾナのキットピークにある望遠鏡を管理している天文学者へこの情報を中継しまし
た。

 その後、ハッブル宇宙望遠鏡や他の学者が爆発の残光を撮影しました。カルカーニ
氏や他の学者はこの物体から放たれるエネルギーや光を解析し、それは120億後年
離れたとても小さくて遠い銀河であると結論づけました。

 それがあまりにも遠いところで起こっているが故に、その爆発はとてつもなく大き
なものであることを示しているのだと、カルカーニ氏は言います。
「これは歴史上記録されるべき最大の爆発だ。」とウースリー氏は語りました。
 

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書き出しですので詳細は下記のページで御確認ください。

http://cnn.com/TECH/space/9805/06/space.explosion/index.html

CNN Interactive TECH Space




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