3月18日付け
CNN Interactive Spaceは

ヘールボップ彗星は宇宙の残り物なのかもしれません。

という見出しの記事を報じています。

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 1997年の空で輝いたヘール・ボップ彗星は、太陽や惑星が40億年以上も前に形成した時にあふれた原始物資であるかもしれません。

 カリフォルニア工科大学の科学者達は、彗星が太陽系を横切る時に、電波望遠鏡を彗星の原子核に合わせて、揮発性の合成ガスや塵を宇宙へ吹く出す穴を発見しました。



 この画像は、ヘール・ボップ彗星の質量の15パーセントから40パーセントが原始宇宙の星間物資であり、残りが彗星が宇宙を旅する長い間に変形したものである事を示唆しています。

 この画像は、これまで電波望遠鏡で得られた彗星の画像では最も緻密な画像です。この発見は、ジャーナル・ネイチャーの木曜日号で発表されました。

 彗星は、しばしば汚れた雪だるまと表現されます。軌道の大部分は冥王星の軌道も越えた太陽から遠い所にあって凍結状態になっています。

 その事は、 実質的に何億年間にわたっても元のままでいられる事を可能しています。

 「そこでは生まれた時から大きく変化する物はなにも有りません。したがって、その化学物資の試料採取を行うことは、太陽系が形成した時代へ非常に近づく事になるのです。」と、カリフォルニア州パサデナのNASAのジェット推進研究所の科学者ポールWeismanは言っています。彼は今回の作業には関係していません。

 カリフォルニア工科大の研究者は、有毒ガスの水素シアン化物や重水と呼ばれている水素の形態である原始重水素を吹き出す2つの氷のジェットを発見しました。

 この物資は、彗星の奥深くから噴出しているかもしれないと、カリフォルニア工科大の宇宙化学の教授であり惑星科学者のジェフリー・ブレイクは言っています。

 実際に彗星が原始太陽系の物資を含んでいる事を証明するには、宇宙探査機が彗星に穴を掘るのを待たなければならないのかもしれません。

 2003年に打ち上げられる事になっているNASAの探査機は、2006年に初めてそれをやろうとしています。

 もし探査機が着陸して存続していれば、それはテンプル1彗星を掘削して内側に有る物を資料採取する事になっています。


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詳細は必ず下記のページで御確認ください。

http://www.cnn.com/TECH/space/9903/18/hale.bopps.past.ap/index.html



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