12月09日付け
CNN Interactive Spaceは

ディスカバリー号の打ち上げは来週後半に延期。

という見出しの記事を報じています。

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ディスカバリー号のハッブル宇宙望遠鏡への打ち上げは、作業員達がくぼんだ燃料パイプを取り替えることができるように来週後半まで延期されるとNASAが伝えました。

傷ついたチューブがシャトルのエンジン・コンパートメント内で見つかった為に、NASAは月曜午後(日本時間)の打ち上げを中止しました。

これは電線修理の為にすでに2ヶ月も遅れているこのミッションにとって6回目の延期となります。

シャトルのマネージャーは、今日午後くぼんだ6フィートのパイプの取り替えを決定しました。従って打ち上げは来週金曜日(日本時間)よりも早くなることはありません。

ディスカバリー号は、ハッブルの指向機能を修理するミッションを10日間続けるので軌道上でクリスマスを迎えることになります。

NASAは、1973年のスカイラブ以来クリスマスにかけてミッションを行なったことはありません。

史上初の有人月周回飛行を行なったアポロ8号ミッションだけが、1968年のクリスマスにかけて行なわれました。

7人の宇宙飛行士は、カウントダウンが始まるまでケネディ宇宙センターに残ります。

延期が重なった為に、NASAは自ら12月18日ごろと決めている打ち上げ最終期限に近づいています。

シャトルのマネージャーは、軌道上やミッション管制室で起こり得るY2K問題を避けるために、ディスカバリー号を12月27日前に地球に帰還させたいと言っていました。

もしNASAが12月17日か18日に打ち上げを行なうならば、着陸地の悪天候を考慮して1日か2日の予備日を含めた着陸期限に合わせる為に、この飛行を短縮させなければならないでしょう。そうしなければ、このミッションは1月に入り込んでしまいます。

「ディスカバリー号を年末までに帰還される事には全くプレッシャーはありません。我々はハッブル宇宙望遠鏡へ飛行して必要なだけの修理を行ないたいと思いますが、第1に優先する事はシャトルを安全に飛行させることです。」とNASAのスポークスマンのジョエル・ウェルズは言っています。

取り替えが必要な燃料パイプは、長さ1フィートで半インチのくぼみがあります。そのくぼみは、内部を超低温の水素が流れる別のチューブと真空断熱の役目をしている外部金属チューブの上にあります。NASAは、その損傷がいつどのように起こったのか分かっていません。

これは重要な部品です。このパイプは、飛行前に三つ全てのメイン・エンジンに水素を循環させるのに必要なものです。

NASAはこの傷ついた燃料パイプの取り外しを金曜日に開始する予定です。実際の取り合えは3日かかり、その後試験されます。

ディスカバリー号とその7人の宇宙飛行士が新しいジャイロスコープと他の交換部品を持って到着するまで、ハッブルは天文観測を行なうことができません。その指向システムは先月ダウンしました。  


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上記の訳文は記事の全容を伝えるものではありません。
誤訳の可能性もありますので、詳細は必ず下記のページで御確認ください。

http://www.cnn.com/1999/TECH/space/12/09/shuttle.delay.ap/index.html

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