4月20日付け
FLORIDA TODAY Space Online's Space Today は

MGSのメイン・アンテナが動かなくなりました。

という見出しの記事を報じています。



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 NASAのマーズ・グローバル・サーベイヤー探査機のメイン通信アンテナが動かなくなり、自動的に地球の方へ向かなくなりました。

 このアンテナのヒンジが先週遅く動くのを止め、飛行管制官達は、先週末この問題を解決できませんでしたと、ジェット推進研究所のスポークスマンのメアリー・ハーディンが月曜日に述べました。

 このアンテナは、たとえこのヒンジが動かなくても使うことはできます。

 ただし、定期的に科学データの収集を停止させて、このアンテナを地球に向けるために探査機全体を回転させる必要があります。

 この探査機はいわゆる「偶発モード」にそれ自身を切り替えて、全ての科学装置をシャットダウンし、飛行管制官とのコミュニケーションを より小さいアンテナで行なうように変えました。

 エンジニア達は、ヒンジが動かなくなった時に探査機で何が起こったのか明らかになることを希望して、月曜日に何度かマーズ・グローバル・サーベイヤーに記録されたデータを送信する指令を送信しました。

 この探査機は、1996年11月に打ち上げられ、地球に隣接した惑星のマッピング・ミッションの一部として1997年9月から火星の軌道を回っていました。

 このヒンジは、メイン・アンテナに取り付けられているブームの端についている2つのうちの1つです。

 1つは、アンテナ左右に動かします。もう1つは、アンテナを上下に動かしますが、これが動かなくなりました。  

 このヒンジは、軌道探査機がマッピング画像とデータの流れを連続して集めるためにその測定装置を火星の方へ向けたままで、地球との通信アンテナは地球の方へ向ける事ができるように設計されました。

 エンジニア達は、この問題が3月28日のブームの展開と関連があるとは思っていません。何故ならこのヒンジはそれよりも前から正しく動いていたからです。

 打ち上げの時から折り畳まれたままだったブームの展開は、その力を和らげる装置が適切に作動しないのではないかという心配の為に、懸念されていました。

 

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詳細は必ず下記のページで御確認ください。

http://www.flatoday.com/space/today/042099h.htm

 


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