6月17日付け
FLORIDA TODAY Space Online's Space Today は

間違った指令がステーションの誘導を失わせたまま軌道周回させる。

という見出しの記事を報じています。


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 国際宇宙ステーションは、先週末ロシアの管制官がこの基地に間違った指令を送った為に、宇宙デブリの破片からの回避誘導ができなくなりましたが、その危機からかろうじて脱出しました。

 この時、モスクワ郊外の管制室は、宇宙廃品ロケットのデブリがステーションから1マイルの10分の6以内の距離を通過すると思いました。

 実際には、この廃品は4マイル以上離れたところを通過して危害を及ぼす可能性はありませんでした。

 しかしこのミスがNASAとロシアのパートナーに、実際に起こりえる危険からステーションを回避誘導させる能力の蓄えを使わせてしまいました。

 「我々は、今回の事で多くを学びました。我々は、このような事が再発しないように確認手順を検討中です。」と、NASAスポークスマン・ジェームズHartsfieldが述べました。

 この問題は土曜日に起こりました。そのとき、コロラド州コロラド・スプリングスの空軍宇宙司令部当局がNASAに、ロシアのロケットの残骸が宇宙基地に近づくかもしれないと知らせました。

 このロケットの破片は、宇宙司令部が四六時中監視している軌道上の7,000個の廃品の1つです。

   当局はこの破片の大きさを推定する事はできませんでしたが、この小さな物体は、ステーションの金属皮膜を貫通して宇宙基地内部を苛酷な宇宙環境にさらしてしまい多くを破壊してしまう可能性がありました。

 ロシアの管制室は、不注意にステーションの操舵ジェットを噴射する為の誤った指令を送ってしまいました。

   その結果、搭載コンピューターは、このコマンドを拒絶して宇宙基地の誘導操縦装置をシャットダウンしてしまいました。

 ステーションは、このシステムが元に戻される前に、管制誘導なしで地球軌道を1週しました。

 来年クルーがこの宇宙基地に滞在するようになれば、彼ら自身がステーションを操縦して同様な問題を避けることができると、当局は言っています。      
 

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詳細は必ず下記のページで御確認ください。

http://www.flatoday.com/space/today/061799l.htm

 


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