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アリアン5型はBSAT-2b衛星の静止軌道投入に失敗。

日本時間の7月13日午前6時58分ヨーロッパのアリアン5型ロケットが、ヨーロッパ宇宙機構のアルテミス通信科学技術実証衛星と日本のデジタル放送衛星BSAT-2bを搭載してフランス領ギアナのコウロー宇宙基地から打ち上げられましたが、2つの衛星の静止軌道投入に失敗しました。2つの衛星自体は正常な状態を維持していますが、予定の高度に達しない低い衛星軌道に乗っており、このままでは運用は不可能です。
アルテミスはリカバリー作業が続けられますが、BSAT-2bの完全なリカバリーは困難だと当局は伝えています。
BSAT-2bは3月にアリアン5型で打ち上げたれたBSAT-2aの予備機となり、昨年12月から始まったBSデジタル放送が使う衛星の予備機の役目をする予定でした。
BSデジタル放送は、最初からBSAT-2aが使われる予定でしたが、アリアン5型ロケットのトラブルでその打ち上げが遅れた為に放送開始時は暫定的にBS-3nが使われました。
なお、まもなく開始予定のCS110度デジタル放送で使われるNsat110衛星は昨年アリアンロケットでの軌道投入に成功しています。


アリアン5型ロケットの打ち上げ


軌道投入された時のBSAT-2bの想像図


問題の上段ロケット。失敗の原因は上段ロケットの早期停止で、燃料漏れの可能性もあるとされている。


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上記の訳文は記事の全容を伝えるものではありません。
誤訳の可能性もありますので、詳細は必ず下記のページで御確認ください。
http://spaceflightnow.com/ariane/v142/status.html



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